ベッキー、ゲスの極み乙女の川谷絵音の不倫騒動から芸能界の不倫騒動はワイドショーを賑わせています。

芸能界において芸の肥やしなどとも言われた不倫がここまで騒がれるようになったのはどうしてでしょうか。


私達は「不倫」という行為を倫理的問題としてタブー視しています。倫理を守ることは人間と動物とを分ける大きな要素だからです。

食べたいときに食べ、眠い時に眠り、性欲を誰かれ構わず発散する。
これは動物的本能であり、理性で抑えきれない時は誰にでもあります。

しかし、多くの人はそれを強い理性で抑えています。
そんな状況下でテレビで活躍している芸能人が不倫をしていたことをテレビで知る。

そんな報道を見た人々は嫌悪感と共に羨望の眼差しも向けているのです。
「自分は我慢しているのにあのタレントは自分自身の欲望のままに生きている」と。

また、スマートフォンの普及とSNSの発達による情報の拡散と不倫相手・第三者からなどの情報公開からますますヒートアップしていきます。

もともと燃え上がっていた火にどんどんと燃料が投下され炎上していくのです。


不倫報道によってこんなにも不倫への風当たりが強くなっていくのに映画やドラマでは不倫を題材にしたものが人気を呼んでいます。
本来であれば矛盾している事象ですが、このことも不倫への渇望からこういったことが起こっていると考えられるでしょう。

不倫を擁護したり、推奨するわけではありませんが結果的に世に言う不倫という形になることも多々あると思います。

そこにはしっかりとしたけじめをつければ問題ないと思うのが個人的意見です。


芸能人たちは社会的制裁を十分に与えられています。
まるでオーバーキルのような報道や盛り上がりはいささか疑問です。

最終的には不倫に関わっている人間たちがこの不貞行為に関してどう決着をつけるのか大事であることを忘れてはいけません。

第三者がああだこうだと口出しを必要以上にするべきではありません。