ハンターハンターや幽遊白書で知られている漫画家ですが度々、体調不良の療養のため長期休載が発表されます。

長期休載が発表されると多くのファンが早い復帰を待ち望み、作品の続きを今か今かと待っています。私もそのなかの1人です。

人気作品を数多く生みだし、大御所漫画でもある彼が休載しても作品を発表できる機会を逃すことがないのは分かりますが、なぜこんなにも出版社から見放されることがないのでしょうか。


どれには新しい漫画家の成長が見込まれていないからと考えられます。

ここ数年、出版不況が取りざたされ、雑誌や書籍は大きく売り上げを下げています。現況として人気雑誌として一世を風靡したようなものでさえ休刊や廃刊に追い込まれています。

これは漫画でも同じことが起きています。とにかく売り上げを上げなげれば、会社どころか業界のこの先まで危うい今、新しい漫画家の発掘やじっくりと腰を据えた育成を行えないのです。

そういう場合、手っ取り早いのは既に売れている漫画家の新連載を始めたり、人気作品の展開を先延ばしにし、まるで延命治療のように食いつないでいくのです。

もちろん人気漫画家がいつもヒット作品を創り出せるとは限りませんし、有終の美を飾ろうとする作品が無理やり先の展開を取って付けたように伸ばしはじめれば自然と読者は減っていくに違いありません。

しかし、目先の利益にばかり目を取られ、そういった悪手から逃れられずにいるのです。


苦しい今の環境にこそ、若手をじっくりと育てる環境が必要だと私は思います。
早くに芽が出ることばかりがいいわけではありません。いずれ芽が出て、大きな木になればいいのではないでしょうか。逆に5年、10年を待てないのであれば長い先の未来は見えてはこないでしょう。

これからの漫画業界を引っ張る若手の台頭と冨樫先生の復活を待つばかりです。